運命の出会いだと思ったのに

全人類のための出会いブログ

運命の出会いだと思ったのに

私は物心がついたころから定期的に同じ夢を見ていました。

 

それは、海のような所の、どこか高い所から、男の人たちが海に飛び込んでて、その男の人たちの顔は夕陽に反射して良く分からないけど、ただその光景が繰り返される夢でした。

 

いつも、起きると「あ、またあの夢だったな」と思う程度でそれほど気には止めていませんでした。

 

そして私が18歳になった頃。運転免許を取得し、友達を誘ってどこか遠くへ行こう、と言う話になり、私は親に車を借りてまだ海開きもしていない海へ行くことにしました。そこまでは片道で1時間ほどでした。到着するともう日も暮れかかっていました。

 

その時、あのいつも夢に出てくる光景が目の前にありました。少し高くなっている広場のような所の柵を乗り越えて海にダイブしている3、4人の男性。びっくりしました。私は驚いてその男性たちから目が離せませんでした。それに気が付いた一人の男性がこちらに寄ってきました。「どこかで会ったことあったっけ?」と、ナンパの常套句を言われ、「あ、人違いだった。」と答えた私に「なんだ、残念。じゃ、今から友達になろう」と。

 

話しているうちに家も近いことが分かりました。その夜、私たちは会う約束をしました。夢の光景、1時間の離れた距離で知り合ったのに家が近かったこと、これが運命じゃなくてなんなんだ?と、舞い上がっていた私はその夜彼に会い、男女の関係になりました。

 

その関係を続けること数ヶ月、町でバッタリ彼に会いました。あろうことか、知らない女性と手をつないで歩いていました。私に気付いた彼は「シー」と言わんばかりに口元に人差し指を当てながらすれ違って行きました。その夜電話で「俺、彼女いるって言ってなかったっけ?」と言われました。

 

運命だと思っていた私が馬鹿らしく、とてもみじめになりました。あの夢、あの出会いは何だったのだろう。その後誠実な別な人と知り合い結婚した今でも彼のことを思い出すたびに不思議に思います。


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